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「個体識別」とは



動物愛護管理法では動物の所有者は、自分がその動物の所有者(飼い主)であることを明らかにすることが努力義務となっています。
多くの飼い主さんは、複数のペットの中から自分の子を見つけることが出来ると思います。それは愛情や信頼関係という絆があるからです。でも絆は目に見えません。第三者に「何故その子があなたの子なの?」と聞かれて、客観的に証明出来ますか?

個体識別する目的のひとつには「飼い主責任の明瞭化」です。
ペット飼育可の集合住宅も増えていますし、ペット同伴での旅行も珍しくありません。災害時にはペット同行避難が推奨されています。このようにペットという存在が大きくなる一方で、犬の大量遺棄や、災害時に離れ離れになってしまう悲しい事件もありました。

ペットが迷子になった時、その飼い主は誰なのかという身元確認が必要になるケースがあります。「室内飼いだから」「うちの子に限って逃げたりしない」と思っていても、雷などの大きな音に驚いてパニックになったり、うっかりサッシが開いていたり…。迷子になった子が事故に遭ってしまっても、飼い主が分からなければ連絡をもらうことは出来ません。不幸にも亡くなってしまった場合、身元不明のまま自治体に収容され、処理されることになります。また、ペットが連れ去られる事件も発生しています。間違いなく自分が飼い主だと主張しても、証明できなければ所有者だと認めてもらえないこともあるでしょう。
社会に対する飼い主としての責任」だけでなく、「ペットに対する飼い主としての責任」もあるのです。

では、個体識別にはどんな種類があるのでしょうか?

簡単に入手、装着が出来るものとしてまず挙げられるものに「首輪」「名札(タグ)」「鑑札」などがあります。
これらはメリットとして
入手しやすい
安価
動物への負担が少ない
パッと見て付けていることが分かる」などがあります。
一方、デメリットとしては
外れる可能性がある
簡単に付け替えられる
記載方法によっては摩耗により情報が消えてしまう
動物に直接触らないと情報が確認しにくい
名札、鑑札は単独で付けられない(首輪が必要)」などがあります。

また、「写真」は多くの方が意識せずに行っている方法だと思いますが、特徴がないと識別が難しかったり、成長による変化に対応できなかったりします。

そこで注目されているのが「マイクロチップ」です。
メリットとしては
哺乳類だけでなく、鳥類、爬虫類、魚類などにも装着可能
ずれたり破損することはほとんどない
偽物に付け替えることはほぼ不可能
書き込まれている識別番号を改ざんすることは不可能
埋め込みは獣医師だが、技術的には容易
動物に直接触らずに情報を読み取れる
動物への負担は比較的少なく、安全性が高い」などがあります。
デメリットとしては
痛みなどへの不安から飼い主さんの理解が得にくい
装着していることが外部から分からない(首輪や名札との併用が望ましい)
専用のリーダーがないと読み込めない
ICチップ自体に格納できる情報は少ない(15桁の数字)」などがあります。